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Channel: 千葉市稲毛区の内科「スラージュ内科クリニック」
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糖尿病とスティグマ

スティグマ(Stigma)という言葉をご存知でしょうか? 直訳すると「烙印」という意味です。 最近医療の世界ではこのスティグマということが問題視されています。それはこの「烙印」という意味が少し派生してネガティブな烙印ひいては差別につながるという意味として捉えられているからです。...

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高尿酸血症と心房細動

スウェーデン・カロリンスカ研究所のAMORISスタディという研究が行われました。 この研究の結果、尿酸値上昇が新規の心房細動発症に関連していることが示されました。 これまで尿酸値上昇が心臓や血管に負担をかけたり、腎臓に負担をかけたりという痛風以外の内臓障害に関するエビデンスはありましたが、具体的な心房細動の新規発症に関連していることが初めて明らかになったようです。...

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BCGが1型糖尿病予防に効くかも?!

アメリカの有名な医療機関であるマサチューセッツジェネラル病院とハーバード大学の共同研究で1型糖尿病の予防にBCG接種が効果あるかもしれないとの報告が出ました。 きっかけは膀胱癌のBCG膀胱内注入療法をしている患者さんで注入療法実施後に血糖値コントロール指標であるHbA1cが有意に低下していたところから指摘されたそうです。...

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片頭痛治療も進歩しています。

片頭痛治療も進歩しています。 以前は普通の頭痛薬を使うしかなかったのですが、2001年にスマトリプタンという片頭痛専門の鎮痛剤が出ました。 それ以降このトリプタン製剤が急性期治療(症状が出てから飲む薬)として確立していきます。 しかし理想はやはり予防ですよね。 1999年にロメリジン、2011年にバルプロ酸、2013年にプロプラノロールで各承認がおりましたが正直効果は不十分でした。...

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帯状疱疹の予防効果について

帯状疱疹が最近増えているようです。 データによると80歳までに3人に1人は罹患する可能性があるというデータがあります。 帯状疱疹はとても辛いです。痛みが伴いますし、痕が残る可能性もあります。顔面に出ると視力に影響が出る可能性もあります。 しかし今かなり予防効果のあるワクチンがあります。...

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認知症リスクを下げる習慣

認知症のリスクを下げる7つの習慣があるという研究報告が出ました。ケアネットニュースからの情報です。 この研究は、米ブリガム・アンド・ウイメンズ病院のPamela Rist氏らによって行われたそうです。 報告によると7つの習慣が推奨されていて、これらは米国心臓協会(AHA)が心臓の健康維持のために提唱していた「Life’s Simple 7」と呼ばれるものです。...

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新型コロナ、5類感染症変更後の療養期間について

厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが5類感染症に変更される5月8日以降の取り扱いについて発表しました。 まず外出を控えることが推奨される期間として、発症日を0日目として5日間は外出を控えること、かつ、5日目に症状が続いている場合は、熱が下がり、痰や喉の痛みなどの症状が軽快して24時間程度が経過するまでは外出を控え様子を見ることとしています。...

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体重を1kg減らすためには、、、

体脂肪1kgに含まれるエネルギー量は約7,000Kカロリーあります。 もしも1ヶ月で体重を1kg減らしたいとしたら、一日に減らすべきカロリーは 7,000Kカロリー÷30日=250Kカロリーになります。 250Kカロリーに相当する食べ物は茶碗1杯のご飯、大瓶ビール1本になります。 また、250Kカロリーに相当する運動はウオーキング70分、サイクリング60分、ジョギング35分程度になります。...

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運動は午前中にすべきか、午後にすべきか? 食前か食後か?

サンディエゴで開催された米国糖尿病学会学術集会において、1日における運動タイミングというテーマについてアルバータ大学の発表によると、空腹状態での朝の運動は、1日の遅い時間帯に行う運動と比較して、脂質酸化率が高く、体重管理が良好で、骨格筋の適応が経時的に良好である傾向があるということでした。同発表によると、2型糖尿病の場合は、運動への適応と長期の血糖コントロールのためには、空腹時の運動が優れている可能...

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9月以降のコロナワクチンについて

2023年8月以降日本において検出された変異株のうち、XBB系統が95.85%を占めているそうです。 9月までの2価ワクチンはBA4,5対応なのでほぼカバーできていないということになります。しかしこれまで1年半以上に渡ってオミクロン株の中で変異を生じている状況で、デルタ株など以前の株への回帰が生じる可能性は極めて低いと考えると一定の効果はあるかと思われます。...

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BCGが1型糖尿病予防に効くかも?!

アメリカの有名な医療機関であるマサチューセッツジェネラル病院とハーバード大学の共同研究で1型糖尿病の予防にBCG接種が効果あるかもしれないとの報告が出ました。 きっかけは膀胱癌のBCG膀胱内注入療法をしている患者さんで注入療法実施後に血糖値コントロール指標であるHbA1cが有意に低下していたところから指摘されたそうです。...

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片頭痛治療も進歩しています。

片頭痛治療も進歩しています。 以前は普通の頭痛薬を使うしかなかったのですが、2001年にスマトリプタンという片頭痛専門の鎮痛剤が出ました。 それ以降このトリプタン製剤が急性期治療(症状が出てから飲む薬)として確立していきます。 しかし理想はやはり予防ですよね。 1999年にロメリジン、2011年にバルプロ酸、2013年にプロプラノロールで各承認がおりましたが正直効果は不十分でした。...

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帯状疱疹の予防効果について

帯状疱疹が最近増えているようです。 データによると80歳までに3人に1人は罹患する可能性があるというデータがあります。 帯状疱疹はとても辛いです。痛みが伴いますし、痕が残る可能性もあります。顔面に出ると視力に影響が出る可能性もあります。 しかし今かなり予防効果のあるワクチンがあります。...

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認知症リスクを下げる習慣

認知症のリスクを下げる7つの習慣があるという研究報告が出ました。ケアネットニュースからの情報です。 この研究は、米ブリガム・アンド・ウイメンズ病院のPamela Rist氏らによって行われたそうです。 報告によると7つの習慣が推奨されていて、これらは米国心臓協会(AHA)が心臓の健康維持のために提唱していた「Life’s Simple 7」と呼ばれるものです。...

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新型コロナ、5類感染症変更後の療養期間について

厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが5類感染症に変更される5月8日以降の取り扱いについて発表しました。 まず外出を控えることが推奨される期間として、発症日を0日目として5日間は外出を控えること、かつ、5日目に症状が続いている場合は、熱が下がり、痰や喉の痛みなどの症状が軽快して24時間程度が経過するまでは外出を控え様子を見ることとしています。...

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体重を1kg減らすためには、、、

体脂肪1kgに含まれるエネルギー量は約7,000Kカロリーあります。 もしも1ヶ月で体重を1kg減らしたいとしたら、一日に減らすべきカロリーは 7,000Kカロリー÷30日=250Kカロリーになります。 250Kカロリーに相当する食べ物は茶碗1杯のご飯、大瓶ビール1本になります。 また、250Kカロリーに相当する運動はウオーキング70分、サイクリング60分、ジョギング35分程度になります。...

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運動は午前中にすべきか、午後にすべきか? 食前か食後か?

サンディエゴで開催された米国糖尿病学会学術集会において、1日における運動タイミングというテーマについてアルバータ大学の発表によると、空腹状態での朝の運動は、1日の遅い時間帯に行う運動と比較して、脂質酸化率が高く、体重管理が良好で、骨格筋の適応が経時的に良好である傾向があるということでした。同発表によると、2型糖尿病の場合は、運動への適応と長期の血糖コントロールのためには、空腹時の運動が優れている可能...

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9月以降のコロナワクチンについて

2023年8月以降日本において検出された変異株のうち、XBB系統が95.85%を占めているそうです。 9月までの2価ワクチンはBA4,5対応なのでほぼカバーできていないということになります。しかしこれまで1年半以上に渡ってオミクロン株の中で変異を生じている状況で、デルタ株など以前の株への回帰が生じる可能性は極めて低いと考えると一定の効果はあるかと思われます。...

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紅麹問題について

今ニュースで紅麹問題が巻き起こっています。そもそも紅麹というのは何でしょうか?紅麹菌という細菌が産生するコレステロール抑制作用のあるモナコリンKという成分が注目されたようです。また紅麹の発酵過程で産生されるGABAが血圧を下げストレスを緩和する可能性もあると言われていたそうです。...

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紅麹とコレステロール薬

患者様から紅麹問題を受け、自身が服用しているコレステロール薬(スタチン)に同様の障害が起こる可能性を心配される相談がありました。毎月行っている検査で腎機能正常であることや紅麹との関係はない旨説明しましたが不安を拭えず服薬中止に至ってしまいました。こういった誤解も起こり得るので早く原因を究明して欲しいです。 ブベルル酸ですか?腎機能障害があるかどうか解明が待たれるところです。

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